15卒 内定・内々定状況~現場から
例年より就活スタートシーズンが12月への後ろ倒しになった今年、また、景気の緩やかな上昇が伝えられる今、15卒の学生を取り巻く環境に変化があるのだろうか。
4月の大企業の内々定・内定の大まかなシーズンはいったん沈静化しているが、大企業に内定が決まった学生はかなり多め(正式な発表ではないが、現場の感触)とのこと、売り手市場になっているとの話であった。
大企業でも、内々定を出しているものの学生側も複数の企業から内定を重複してもらっているため、辞退が続く。企業側も人財確保にかなり焦りを見せているそう。
大企業一辺倒が就職活動ではないという指導もされ、やりがいのある中小企業もたくさんあるとの話をされていた某国公立大学の担当者は、いったい中小企業の採用活動はいつから本格化するのか?と企業側の心配をしていた。
一方、一部の大学では昨年と変わらない内定・内々定状況とのこと。
なぜ温度差が生まれるのか。各学校の意見を聞くと、「就活生が自分の視野を広げていない事」が総括として言えるだろう。
もう一度、自分の力を試す「場所」や「環境」が本当に自分の望むものなのかどうか、検討してみる必要がありそうだ。